レシオPです。
前回に引き続き作業メモとして今回はエフェクター(小型ボード編)を書いておきたいと思います。かつては超大型ボードとかラックシステムとか組んでいたのに、なぜ小型ボードを愛用するようになったのか...など戒めのために記しておきます。
この記事の関連リンク 1エフェクター(デスク周辺編)
2エフェクター(小型ボード編)
3ギター改造(ジャズマスター編)
早速見てもらいますと、このボードは横幅40cm、奥行20cmのコンパクトなボードにエフェクターが8個乗っています。
各エフェクターのことは記事の下の方で1つずつ紹介してますが、全体のコンセプトとしては「バラエティ」とでも言いましょうか。バラエティとはなんぞや...?となりますよね。調べました。そう「多彩」です。持ち運びのストレスをギリギリまで抑えて、なおかつ色々な意味で多彩な感じにしたいと思った次第です。見た目もそうだし、各エフェクターの機能面しかり。2023年~2024年に年が変わる瞬間、僕は深夜これを作ってました(なんか可哀相なヤツ笑)
エフェクターボードを「小型」と定義する時、一体どれくらいが小型なんだろうと思ってしまった。個人的には外出時にカートなど使用しないで運べるサイズは小型としています。まあ人によっては結構なサイズでも持って運んでますけどね(笑)
ペダルトレインシリーズを好んで集めていたのですが、ほぼ全てのサイズを使ってみて「PT-M16(横幅40cm、奥行20cm)」に落ち着きました。乗せられるエフェクターの個数、全体的なサイズと重量など、、、完璧でした。
ケーブルやプラグは全てFREE THE TONE製品で揃えています。理由は単純に好きなメーカーなので信頼出来るのと、パッチケーブルとDCケーブルがソルダーレスな部分ですね。素晴らしい製品や!
歪み用のペダルであるOCDは9Vで動作しますが、18Vに昇圧して使用する事でヘッドルームに余裕が生まれて良い感じ。2つの歪みペダルを混ぜた時などゲインが高いとミチミチになってしまうけど、ヘッドルームが広いと混ざり具合も良かったりすることがある。一長一短なんですけどね。色々試すのも楽しいのだ。
パワーサプライはCAJ DC/DC Station IIをチョイス。フルアイソレートだし、500mAが2つあるしで満足。あと純粋に8個のペダルを乗せているエフェクターボードなので8口でちょうど良かった感じです。ペダルトレインの裏面に取り付ける際、パワーサプライの厚みに注意が必要ですが問題なくクリアしてました。
また、DCケーブルもパッチケーブル同様にソルダーレスなのでエフェクターの配置さえ整えばちょうどいい長さでカットして束ねられます。見た目もキレイだし、固定しちゃえばまず断線しません。
そんな感じで各エフェクター、配線など個別に書いておきます。
(1) TC ELECTRONIC POLYTUNE 3 MINI(チューナー)
(2) Jim Dunlop JHM9 JIMI HENDRIX CRY BABY MINI WAH(ワウペダル)
(3) BOSS OC-5(オクターブ)
(4) XOTIC RC Booster V2(オーバードライブ/プリアンプ)
(5) Fulltone Custom Shop Candy Apple Red OCD(オーバードライブ)
(6) XOTIC AC Booster(オーバードライブ)
(7) BOSS TR-2(トレモロ)
(8) MXR M169 Carbon Copy Analog Delay(アナログディレイ)
配線やプラグ類も書いておきます。
(9) PEDALTRAIN PT-M16-SC(エフェクターボード)
(10) XOTIC VOLTAGE DOUBLER XVD-1(電圧コンバーター)
(11) CUSTOM AUDIO JAPAN DC/DC Station II(パワーサプライ)
(12) FREE THE TONE SOLDERLESS CABLE SLIM PLUG(プラグ)
(13) FREE THE TONE SOLDERLESS DC CABLE PLUG(DCプラグ)
(14) FREE THE TONE CU-416(ケーブル)
(15) FREE THE TONE FA-W1220D-JA(ACアダプター)
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ボード自体が非常に狭いので、ミニサイズのチューナーを選ぶとここに辿り着きます。所有しているチューナーにPOLYTUNEが多いんですけど、全開放弦を鳴らしてもそれぞれチューニング出来るのはフツーに凄いと思う。最近じゃ他のメーカーでも似たような製品ってあるのかな?
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小型だけど多彩なエフェクターボード...がテーマだったのでワウは外せませんでした。ミニワウはいくつか種類が出てるんですけど、ジミヘンモデルのクライベイビーを見つけちゃったのでコレにしました。さりげなく世界限定2500台でその内の300台が日本国内販売みたいですね。
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欠かせないエフェクターの種類にピッチシフターとオクターブがあるんですが、このボードではオクターブをチョイスしました。ソロフレーズの厚みやトリッキーに聞こえるフレーズなんか生み易いから必須だったりします。ポリフォニックなのもありがたい機能ですね!
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僕はプリアンプとして使ってます。この段階で基本となるクランチサウンドを作って歪みを足していくセッティングですね。クリーンはギター側のボリューム調整で。RC Boosterってクセのある音なんですけど、この音自体が僕は好きなのでずっと使い続けています。
V2の仕様でブーストスイッチが装備されましたが、小型ボードにおいてブーストはありがたい!
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限定カラーのOCDなので丁寧に使ってます(笑)
仕様としてはVer.2なのでエネルギッシュな感じだけどOCDの良いところは十分なので満足。古い個体の方が音がスッキリしてて使いやすいけど入手するには中古でも高いから、、、。それと今回のボードを俯瞰で見た時に映えるレッドだなーって思います。この赤があるとないで見た目が変わります。かっこいい。
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もう廃盤になったので中古でしか手に入らないAC Booster。ギターソロだったりガッツが欲しい時に踏んでますね。ジャズマスターで弾くとすごく気持ち良くて、コード弾きした時の分離感とかクセになります。TS系とも似てると思うので別のペダルと入れ替えてもいいんですけどやっぱりカラーって大事。このイエローがボードから外れると暗くなるんですよね。冒頭でも書いてますがコンセプトが「多彩」なのでこのイエローは外せない。
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このポジションのエフェクターはトレモロ以外でもアリかなと。割と何でも入れていい枠です。個人的に揺れものと言えばトレモロなのと、ボード全体を見た時のカラーバランスを考えてTR-2を選んでます。コーラスとかでも全然アリですけどね。
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この筐体サイズのアナログディレイでは一番気に入ってます。温かさも心地よいし、トーンの減衰の仕方も好みです。更にミニサイズも販売してるけど、性能が同じくらいなら欲しい...。
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一番小さいサイズだとエフェクターが3~4個ってのもありますが、前・後段2列でこのサイズはギリギリ持ち歩いててもカートを使うほどじゃない。そんな感じの良いサイズだと思ってます。これはメトロ16というやつだけどメトロ20、24になると相当大きいんですよね。僕には大き過ぎる。
とは言え、メトロ16でもエフェクターが8個でパワーサプライ、各種ケーブルなど揃えると、総重量はそこそこあります。軽くはないんですよね。移動だとそこにギターを背負ってたりするし、それ以外の荷物もあったら結局カートがラクだったりします。
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9VのDC電圧を15V、18Vに昇圧するためのアイテムです。昇圧に対応しているエフェクターはこれを使うと少し化けるんですよね。ヘッドルームが広くなったり、単純に音が太く感じたり、何かしら恩恵があったりします。小さなボード内でこの小さなパーツは本当に助かるんですよね。両面テープとかで接着しやすい形状もポイント高いです。
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ここで書こうと思った事を記事の上の方で書いちゃってましたが、まずフルアイソレートなのが良い。これは全てのポートが独立しているってことですね。ノイズが乗りにくくなるし動作も安定します。
そして500mAのポートが2個あるの好き。大きめサイズのディレイなど消費電力が大きい機器も繋げられるわけですね。このポートがないと大きめエフェクター用に別アダプターが必要になってしまうのだ。だからパワーサプライ1台で配線出来るのは本当に優秀です。まあ今回僕のエフェクターでは何も関係ないんですけども。
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FREE THE TONEから出てるソルダーレスケーブル用のプラグは何種類かあるんですけど、これが2024年現在で一番新しいプラグだと思います。小さい上にスリムという。数ミリですが確かにエフェクター間が縮まりますね。小型ボードを作っている身としては導入しないわけにいかないアイテムでした。
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DCケーブルでソルダーレスが使える時代なんだなーと感動しました。CU-416に合わせて使用出来ます。ケーブルをカットすればDCケーブルさえも任意の長さにできるのでボードはスッキリするんですけど、DCプラグ自体がゴツいのが難点ですね。パワーサプライに挿しまくると若干圧迫感があって窮屈になります。熱を持つところだからあまりギューギューにしたくないんだけどなー。
2個で2420円なので結構高めです。ボードを組む人ってこれが1個2個じゃ済まないじゃないですか?結構財布にキツイですよね、、、。
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直径4mmの細めなケーブルです。柔軟性があるのでエフェクターボードに最適なケーブルですね。上記でも何回か触れてるかも知れませんが、このCU-416はソルダーレススリムプラグ、DC用ソルダーレスプラグの両方に使えます。過去にそういうケーブルって無かったのですごく感動しましたね。買う時もなんかラクでいいです。配線も音も細いなぁ...と感じた人はCU-5050にすると少し音も変わります。体感太くなりますね。ただケーブルを太くする場合は対応するプラグも変わってくるので要注意です。この記事で使用しているのはCU-416です。お間違いなく。
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画像に写ってないんですがACアダプターなどもFREE THE TONEで揃えています。こういうのは特別な仕様とかないと思うのでどれを使っても一緒だと思うんですけどね。全部揃っていると元気が出るのでそうしてます(笑)
オマケですがついでに別のボードも触れておきます。
結構大きめのシステムだ。奥のコンパクト4個をスイッチャーのループに入れて、ストライモンのディレイとモジュレーションはMIDI制御ですね。ハッキリ言ってここまでデカいとスタジオへ持っていくのに苦労すると思う。ぶっちゃけオーバードライブ2個とディレイ1個くらいで演奏って何とかなったりするもんです。曲にもよるけど。大きいシステムに憧れた時期を通り越してすっかり小型ボード好きになりました。
こちらはエレアコ用の専用ボードですね。チューナーからFISHMANのプリアンプ。そしてルーパー、リバーブです。
このFISHMAN Aura Spectrum DI Preampが本当にすごくて、シミュレートされた音がマイク録りしたような空気感だし、アコギのボディタイプも選んで音色を変えてくれる。そのクォリティが素晴らしくてお気に入りです。ドライとウェットを混ぜられるのも良いね。空間系エフェクト用にセンドリターンが付いているのでリバーブなど掛けても芯のある音色に奥行き感をプラス出来る。そしてプリアンプと同時にDIにもなってるので、ライブとかならそのままPA卓に音を持っていける。便利過ぎる機材です。エフェクターボード...これくらいのサイズがちょうどいいのだ。
そんなわけでエフェクター(小型ボード編)でした。
巨大システムも小型ボードも一長一短ですけど、ここ最近はコンパクトな方が色々と都合良かったりします。長々と書いてしまいましたが個人的なエフェクター話はこれで終わりです。では!
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